小児外科

ご挨拶

⼩児外科は、15歳以下の外科系疾患全般を扱う科です。とはいっても全領域を単科でカバーするわけではないですが、外科疾患をポータルとして ⼩児全般の視点からバランス良く診る、ときにコーディネートする ことを期待される科 だと思います。志望動機を訊かれることがありますが、ʻこどもは可愛いʼ ʻ可哀想に思うʼ という意識の強さが求められているわけではありません。そのような「慈愛」や「惻隠の⼼」は誰しも持っているものであり、必要なのは 多⽅⾯の研修から得るバランスの良い多⾓的視点、数は少なくても1例1例を⼤切にするマインド、なのだろうと思います。これからますます進む少⼦⾼齢化社会ですが、外科治療を待っているこどもは必ずいます(出⽣数当たりでいうと 7%前後. ちなみに現在東⼤阪市の出⽣数は3500⼈/年前後)。あなたのような⽅が必要です!

部長中井 弘

研修の特徴

⼩児外科医の基礎は、外科医として消化器外科・⼀般外科の実地修練を数多く積み、吸収することから築かれます。将来的に⼩児外科を志望される⽅も、外科専攻医期間中は、消化器外科・⼀般外科の診療経験・学術活動等の研鑽が最優先と考えます。外科専⾨医取得という点では、当院は、消化器外科,乳腺外科、呼吸器外科、⼩児外科が有機的に相互連携し、同じ⼤阪⼤学外科研修プログラムにも属して臨床研修の場を共有していますので、申し分ない環境です。また、⼩児外科としては⼤阪⼤学⼩児成育外科教室の教育関連施設であり、サブスペシャリティとしての経験値もカウントされます。もっとも、⼩児外科的拠点病院ではないため、教科書でしかみられないようなMajor疾患(新⽣児外科や⼩児がんなど)の全⾯的対応は困難ですが、医療圏⼈⼝相応に遭遇する機会はときに訪れます。こういう場合も、⼩児科との連携が外科にもまして密ですので、複眼的な視点による診断/初療プロセスを学んでいただけます。実際の⼩児症例経験は、鼡径ヘルニア・急性⾍垂炎・腸重積症などの⽇常疾患を通してではありますが、専攻医としての修練習得状況に応じて術者経験もしていただけますし、処置のノウハウ(嵌頓整復、異物摘出、腸重積整復など)伝授など、意欲に応じて経験の場を提供させていただきます。

概要・実績

在職医師

部長 中井 弘 -⽇本外科学会 認定医・専⾨医
-近畿外科学会 評議員

症例数

  • - 鼡径ヘルニア 35例(腹腔鏡下 15例)
  • - 臍ヘルニア 5例
  • - 停留精巣 19例
  • - 急性⾍垂炎 13例(腹腔鏡下 12例)
  • - その他 8例
  • - 先天性胆道拡張症 2例(最近3年間)
  • - ヒルシュスプルング病 1例(最近3年間)
  • - メッケル憩室穿孔 1例(最近3年間)
  • - 尿膜管遺残症 2例(最近3年間)

(2019年実績)