お知らせ
このたび、当院不整脈センターでは、ペースメーカ植込みのハンズオントレーニングとして、メドトロニック社のトラック「移動型シミュレーションラボ(モバイルトレーニングラボ:MTL/Mobile Training Lab)」をお招きし、若手レジデントおよびスタッフを対象にトレーニングを実施しました。
ペースメーカ植込みは、患者さんの安全を最優先に、限られた時間の中で確実に進めることが求められる手技です。
実際の手術中は、状況に応じた判断や対応が優先されるため、手順の意図や細かなコツを”立ち止まって”確認することが難しい場面もあります。今回のMTLでは、シミュレーション環境の強みを活かし、手技の流れを丁寧に振り返りながら、疑問点をその場で一つずつ解消できる学びの機会となりました。
当日は不整脈センター長の吉田 聡(循環器内科 副部長)と、メドトロニック社の専門スタッフがサポートし、参加者は実践に近い手応えの中で、器具の扱い方や手順のポイントを繰り返し確認しました。若手レジデントからは、「普段はあっという間に進んでいく手技の中で、なかなか聞けないことも多いです。今回のシミュレーションラボでやり取りができてよかった。とても楽しかった。」との声が聞かれました。
吉田センター長も「普段は患者さんの前なので、しっかり時間をかけて説明することが難しいこともあります。このようなシミュレータがあると、細かい部分まで説明でき、コミュニケーションも取りやすい。とてもいい機会でした。」とコメントしています。
当院は、患者さんに対する医療の質を高めることはもちろん、その医療を支える人材の育成にも力を入れています。シミュレーション教育を通じて、知識や技術だけでなく、チームでの確認・対話の文化を育てることが、安全で確実な医療につながると考えています。今回の取り組みを糧に、今後も不整脈診療のさらなる充実と、次世代を担う医療者の成長を後押ししてまいります。
最後に、本トレーニングをご提供いただいたメドトロニック社の皆さまに、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。


マイクロバス


トレーニングの様子