形成外科
ご挨拶
形成外科は主に体表を扱う外科です。⽪膚腫瘍から顔⾯⾻⾻折、やけど、⽪膚拘縮の治療など、外観に関わる部分に携わる外科となります。最近では、なかなか治らない傷のエキスパートとしても注⽬されています。当院では市中病院として、症例の種類が偏らず、まんべんなく学べると⾃負しております。現在、形成外科専⾨医が2名常駐しており、専⾨的知識と技術を提供できます。
部長市野 直樹
研修の特徴
原則として術者単独で外来局⿇⼿術ができることを条件に 採⽤ 研修を⾏っている。形成外来初診再診を受け持ち、⼊院患者を受け持っていただく。外来局⿇⼿術はおおむね主執⼑医として⼿術を⾏ってもらい、週⼀回の病棟回診時および終了後、⼿術報告、病態報告、疾患について報告していただく。また、⼿術記録は主執⼑であるなしにかかわらず、記録していただき、部⻑のチェックを受ける。
形成外科専⾨医である部⻑のもとで研修を⾏っていただく。
主な研修内容
- ⼿術前後の管理
- 形成外科的外傷の救急処置
- 採⽪および植⽪術
- 局所⽪弁形成術
- 内シャント⼿術の助⼿(顕微鏡⼿術の経験)
- 下肢静脈瘤の治療(硬化療法、⾼位けっさつ術、ストリッピング術)
- 他科共観⼿術での遊離⽪弁形成術 その挙上、⾎管縫合、⼝腔内への縫合
- 筋⽪弁形成術(⼤胸筋⽪弁、腹直筋⽪弁、広背筋⽪弁などによる乳房再建など)
- 内シャント形成術助⼿から主執⼑医になれるようマイクロサージェリーの研修
- マイクロサージェリー主執⼑医としての研修
- 眼瞼下垂や眼瞼内反症など眼瞼の疾患の執⼑
- その他 形成外科⼀般の主執⼑医になれるべく研修を⾏う。
なお 原則として最低年1回の学会発表、もしくは学会誌への論⽂発表。
形成外科学会への参加。
地域連携の⼀環としての地域開業医対象の勉強会症例検討会への講師、発表者。
概要・実績
在職医師
部長 市野 直樹 |
-日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医 -日本創傷外科学会認定 創傷外科専門医 -日本形成外科学会認定 皮膚腫瘍外科分野指導医 |
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医員 川中 慈 |
-下肢静脈瘤血管内焼灼術実施・管理委員会認定 -下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医 -日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会認定 -乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医 -日本形成外科学会認定 形成外科専門医 |
専攻医 笹瀬 啓司 |
症例数
全⾝⿇酔での⼿術 | 95例 |
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腰⿇伝達⿇酔での⼿術 | 15例 |
局所⿇酔伝⼿術 | 530例 |
外傷 | 37例 |
先天異常 | 15例 |
腫瘍 | 395例 |
瘢痕拘縮ケロイド | 16例 |
難治性潰瘍 | 52例 |
炎症変性疾患 | 43例 |
その他 | 79例 |
(2018年実績)
学会・研究発表
学会
- - ⽇本形成外科学会総会
- - ⽇本創傷外科学会総会
- - ⽇本⽪膚腫瘍学会
研究発表
- - 第48回⼤阪形成外科医会 腹部⽪下膿瘍を契機に受診した⿂⾻による消化管穿孔の1例