小児科
ご挨拶
当院⼩児科は地域中核施設に位置づけられており、病床数36(うちNICU 6床)と⽐較的規模の⼤きい診療科です。
感染症をはじめとした幅広い疾患を受け⼊れており、⼀般⼩児科医として⾝につけるべき疾患を余すことなく経験することができます。また、様々な専⾨分野にも⼒を⼊れているため専⾨的な知識や技能も獲得できます。なお、当院は⼩児外科医も在籍しているため、多種多様の⼩児外科疾患を経験することもできます。
⼀般⼩児科診療に加えて輪番⽇の⼩児夜間救急外来を⾏っています。救急外来を経験することにより、⼩児救急医療のスキルとトリアージ能⼒とを⾝につけることできます。
また、当院はNICU(6床)も有しており、地域周産期⺟⼦医療センターに指定されています。早産児や先天性疾患を有する児の管理などの新⽣児医療を経験することもできます。⼩児科医療とは⼀味違う新⽣児医療を経験することで、⼩児科医師としての幅を広げることが可能です。
以上のように当科では幅広い研修が可能です。当科での研修を通じて⼩児科の魅⼒を実感するとともに⼩児科医として成⻑しいただきたいと思います。私たちと⼀緒に成⻑しましょう!!
部長古市 康子
研修の特徴
まずは⼊院患者さんの⼊院診療や、その患者さんの退院後診察を担当していただきます。そのプロセスの中で患者さんとその保護者との関係を築くことができるようになることが最初の研修⽬標です。⼩児科医として最も重要な、ご家族とのコミュニケーション能⼒を研修中に⾝につけていただければと考えています。疾患としては感染性疾患、川崎病、熱性痙攣などのいわゆるcommon diseaseを幅広く経験していただくと共に、アレルギー診療、新⽣児医療などの専⾨領域も指導医のもとで研修していただきます。⼩児の静脈確保など⼩児科特有の⼿技を研修中に⾝につけていただくことも重要であると考えており、積極的に処置に参加していただいています。まずは採⾎や静脈確保からはじまり、髄液採取、注腸造影、超⾳波検査、中⼼静脈確保、そして気管内挿管など難易度の⾼い⼿技も習得していただいています。また、学術活動も重要と考えており学会・研究会に積極的に参加していただくとともに学会発表もしていただいています。
当科の研修を通じて知識・技能を⼗分習得し、⼩児科医として成⻑できるようお⼿伝いさせていただきます。
研修の対象となる疾患は、以下のような疾患です。
- 感染性疾患(呼吸器疾患・消化器疾患・尿路感染症・敗⾎症など)
- 神経疾患(てんかん・発達遅滞など)
- 腎疾患(ネフローゼ症候群・IgA腎症・急性⽷球体腎炎など)
- アレルギー疾患(⾷物アレルギー・気管⽀喘息・アトピー性⽪膚炎・アレルギー性⿐炎など)
- ⾎液疾患(⾎友病・von Willebrand病・特発性⾎⼩板減少性紫斑病・⾎⼩板無⼒症など)
- 内分泌疾患(成⻑ホルモ分泌不全性低⾝⻑症・思春期早発症・甲状腺機能異常症など)
- 新⽣児疾患(早産児・低出⽣体重児・新⽣児⼀過性多呼吸・呼吸窮迫症候群・染⾊体異常など)
- 外科的処置を必要としない循環器疾患
概要・実績
在職医師
部長 古市 康子 |
-日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医・代議員 -日本血栓止血学会認定 血栓止血認定医 -N-CPRインストラクター |
---|---|
副部長 土井 政明 |
-日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医 -日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医・指導医 -日本血液学会認定 血液専門医・指導医 -日本血栓止血学会認定 血栓止血認定医 -日本医師会認定 産業医 |
主任医長 新津 奈由 | -日本小児科学会認定 小児科専門医 |
主任医長 能村 賀子 | -日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医 |
医長 芳⽥ ⿓太 | -日本小児科学会認定 小児科専門医 |
医員 柳野 智 | -日本小児科学会認定 小児科専門医 |
医員 藤野 真帆 | |
医員 辻本 力歩 | |
医員 新宮領 大貴 | |
専攻医 野上 卓弥 | |
木下 清二 |
症例数
⼩児科外来受診者数 | 22,106⼈ |
---|---|
時間外受診患者数 | 7,087⼈ |
新⼊院患者数 | 2,129⼈ |
開業医からの紹介数 | 1,321⼈ |
開業医からの緊急⼊院数 | 544⼈ |
NICU⼊院患者数 | 60⼈ |
⾷物経⼝負荷試験⼊院数 | 535例 |
レスパイト⼊院数 | 45例 |
(2018年実績)
学会・研究発表
学会発表
- - 第122回⽇本⼩児科学会学術集会(2019年4⽉19-21⽇)
- - 第61回⽇本⼩児神経学会学術集会(2019年5⽉31-6⽉2⽇)
- - 第68回⽇本アレルギー学会学術⼤会(2019年6⽉14-16⽇)
- - 第41回⽇本⾎栓⽌⾎学会学術集会(2019年6⽉20-22⽇)
- - 第129回⽇本⼩児科学会奈良地⽅会(2019年7⽉13⽇)
- - 第55回⽇本周産期・新⽣児学会学術集会(2019年7⽉14-16⽇)
- - 第56回⽇本⼩児アレルギー学会学術集会(2019年11⽉2-3⽇)
- - 第130回⽇本⼩児科学会奈良地⽅会(2019年10⽉19⽇)
研究発表
- - 第122回⽇本⼩児科学会学術集会(2019年4⽉19-21⽇)
- - 第61回⽇本⼩児神経学会学術集会(2019年5⽉31-6⽉2⽇)
- - 第68回⽇本アレルギー学会学術⼤会(2019年6⽉14-16⽇)
- - 第129回⽇本⼩児科学会奈良地⽅会(2019年7⽉13⽇)
- - 第56回⽇本⼩児アレルギー学会学術集会(2019年11⽉2-3⽇)
- - 第130回⽇本⼩児科学会奈良地⽅会(2019年10⽉19⽇)
- - 第39回⼤阪⾷物アレルギー懇話会(2019年10⽉19⽇)
- - 東⼤阪⼩児科医会 第47回例会(2019年10⽉31⽇)